☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「実は・・・、わたしも・・・、先生と同じように、赤ちゃんを中絶したんです・・・。」


わたしは院長に言った。


「そうだったのですか・・・。」


院長はわたしの目を見つめた。


「はい・・・。」


わたしはうつむいた。


「赤ちゃんを失って、悲しくて・・・、辛くて・・・。涙が止まらなくて・・・。

今の彼氏の強い支えがあったから・・・、少しずつだけど、ようやく現実を受け入れて、前に進むことができるようになったんです・・・。」


「とても難しいことだけど、どうか赤ちゃんのためにも、あなたは前を向いて、あなたのこれからの人生を歩んでいって下さいね。」


院長は優しいまなざしでわたしを見つめながら言った。


「あなたが泣いていても、亡くなった赤ちゃんは喜ばないけれど、あなたが幸せな日々を歩んでいれば、赤ちゃんはきっと喜んでくれるはずですから。」


「はい。」


わたしは顔を上げて、うなずいた。





喫茶店を出て、院長と別れたあと、わたしの心にある想いが芽生えていた。


わたしがやりたいこと・・・。


それは・・・、



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