☆消えてしまったわたしの赤ちゃん☆14歳の妊娠・・・ ~セックスを軽く考えないで~
「あなたのお気持ちはよく分かります。でもあなたが幸せになることは、赤ちゃんにとっての幸せでもあるのです。

もしあなたが幸せになることを拒んでいれば、赤ちゃんはあなたのことが心配でたまりません。赤ちゃんのためにも、あなたは幸せになって下さい。

今はまだ難しいでしょうけど、悲しみを乗り越えて、前向きに生きていく勇気を持って下さい。赤ちゃんはあなたがそうすることを、心からも望んでいます。赤ちゃんはあなたを愛しているからです。」


「赤ちゃんのために、何かできることはありますか・・・?」


「ずっと忘れずにいてあげることです。それが赤ちゃんにとって、何よりの供養です。

 そして赤ちゃんを愛する気持ちと感謝の気持ちを、いつまでも持ちつづけてあげて下さい。」


「はい、そうします。」




お坊さんの言葉は、わたしの心に深く染み入った。



あんなにひどいことをしたのに、こんなわたしでも赤ちゃんは愛してくれるなんて・・・。


こんなわたしの幸せを願ってくれるなんて・・・。


わたしのことなんか嫌いになって当然なのに、それなのにわたしを天国から見守っていてくれるなんて・・・。


わたしの赤ちゃん、あなたはなんて優しいの・・・。


こんなお母さんでも、あなたは愛してくれるの・・・。


< 70 / 392 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop