いじわるな君に恋をする
告白しなさい



「いいじゃん。楽しんで来なよ」



今は昼休み


私は百合と昨日の事で話していた



「だって…」

「好きな人とデートできて、なにが不満なのよ」

「不満ってわけじゃ…」

「じゃあなに!?」




どこに行けばいいのか分からないし、

それに、何を着てけばいいのやら…


髪型をアレンジするのはできるけど、百合みたいに可愛くメイクできないし…




それを伝えると





「花音、デート何時からなの?」


「えと…10時…だったかな」


「決まり。花音、デートの前に9時にあたしん家おいで」



………え?…



「可愛い花音をもっと可愛くしてあげる♪」



えぇーーーっ!!!!



「服も明日買いに行こっ!!あたしの奢りで♪」



マジですかい…


さすが金持ち…


でも…



「い、いいよ…買ってもらうなんて悪いし」



服って、結構高いし…



「なに言ってんの。可愛い親友の為だもん」



嬉しい…

嬉しいけど…




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