オトナの秘密基地

Re:妹と子ども達

仕事でくたくたに疲れた体を引きずるようにして、家に入ると。


「カズミちゃ~ん! おかえり~」


「ただいま、ミヅキ」


私のパソコンを破壊した恐るべき2歳児・甥のミヅキがにこにこしながらお出迎え。

何をされても私はこの笑顔にめっぽう弱い。

そして、ミヅキもそれをよく自覚している。

普通なら小賢しい、とか思うのかも知れないけれど、これが血のつながりってやつだろうか。

不思議と許せてしまう。

ミヅキの頭をなでなでしてからリビングに入ると、お母さんと愛実が赤子の相手をしていた。

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