蒼空模様
1章

スタート

☆美弥side



「行ってきます」



「母さんも後で行くから」



「はいはーい・・・」



そう言って家を出た私、

川下美弥 [カワシタミヤ]



今日から、中学生活が始まる



「・・・きれーい」



始業式にしては、最高の天気



飛行機雲が1つ、

蒼い空にかかっている



「・・・あの時と、変わらない」



私は、小学2年生の時

この街にきた



その時と、変わらない蒼空



「美弥ー!家の前で何してるの?」



幼馴染の玲奈がこっちにくる



「ん?・・・あの時と変わらないなって」



「あぁ、美弥が引っ越してきたとき?

 確か、雅弥の超失礼な挨拶の・・・」






< 1 / 235 >

この作品をシェア

pagetop