「ぎゃああああぁぁぁぁっ」
見知らぬ部屋でふと我に返ったあたしは、自分の姿を見おろして、思わず悲鳴をあげた。
一糸まとわぬ姿。
ちょっと……あたし、なんで……なんで、ハダカ?
そして、目の前には知らないオジサン。
何? これ? ここどこ?
――あたしは脱兎のごとく、部屋を飛び出した――
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柚希(ゆずき)は美大志望の高校2年生。
あたしには一つ、誰にも言えない悩みがあった。
ときどき意識が飛んでその間の記憶がなく、
その間にどうやらとんでもないことをしているらしいこと。
そんな中、ひょんなことで紹介された美貌の絵画講師との出会いから、
あたしの運命の輪が回り始めた――
ゆっくりと、確実に。
一枚の絵から始まる純愛。
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いつも以上にスロースタートですが、
2章以降から盛り上がりますので、気長にお付き合いください。
(表紙とは裏腹に、しっとりめです)
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別途、番外編(鍵付き)をUPしています。
1/16 外の小説サイト(鍵フリー)にもUPしました。(プロフ参照)