ポイズン
プロローグ
それはそれは遠い昔の話だった。

ある男は1人の少女に出会った。

その少女には秘密があった。

少女の正体。

――それは、人間の血を食うヴァンパイアであった。

男は少女の正体を知った。

そして、少女を愛した。

少女も男にひかれた。

しかし、自分はヴァンパイア。

彼は人間。

その壁が、立ちはだかっていた。

悩んだ少女は、男の前から姿を消すことを選んだ。


そして、長い年月だけが過ぎて行った――。
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