ポイズン
「ここ、俺がおごります。

だから好きなだけ飲んでください」

「えっ?

クロスケ?」

「ヤコさんごちそうさまでした!」

俺は食堂を飛び出した。

向かう先は決まっている。

やっとわかった。

“正宗”と言う存在が。

あげはの思っている人が。

だから、向かう。

自分の気持ちを伝えるために。

そして、少しの覚悟を持って。
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