神様修行はじめます!
修行の日々
強い日差しが覗く縁側に、あたしはドスンと勢い良く腰掛ける。

タライに張った透明な水がキラキラ光ってる。

素足を突っ込み、水をバシャバシャと跳ね上げながら・・・


あたしは、お昼ご飯のぶっかけそうめんをすすっていた。


うん、うまいっ!

ぷはぁっと息を吐く。



そしてまぶしい日差しから視線を避けて、横を見るとそこには・・・


手の平くらいの大きさの小人さん達が、いっせいに床磨きに励んでいた。



昔話の一寸法師みたいな、純和風小人さん。

たすき掛け姿も凛々しく、一心不乱に磨いてる。


「ご苦労様、大変だね」

話しかけたけど、つんっと無視された。


どうやらこの前、うっかり床に麦茶こぼしたのを根にもたれてるみたい。

ちゃんと拭いて謝ったんだけどなー。


あたしは肩をすくめて、そうめんをすすった。
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