ルーズリーフ

幼馴染は

☆ろこなside



「おかあさん、私のヘアゴム知らない?」



「そこにあるじゃない。

 希海ちゃん待ってるわよー」



お母さんの声を聞いて

ヘアゴムで髪をくくる



「はーい。今行く!」



学校と家が近いから、

ぎりぎりに家を出ても大丈夫だし



そう思いながら

まだ綺麗な革靴を履いて外に出る



するとそこには

壁にもたれて本を読んでいる

希海[ノゾミ]が呆れて立っていた



「遅いよ。早くいこ」



「うん!」



2人で歩いて学校へ行く



私達は、

高校1年生



同じ、吹奏楽部で

私はトランペット、希海はトロンボーン

を吹いている




< 30 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop