…目の前にあるのは今日、常務から預かったマンションの鍵。


あのひと、いったい、何考えてるんだろ。


アタシはだんだんと自分がなぜあの部署にいるのか、
わからなくなってきた。

浮かれ気分で秘書課に配属されて、
やったね、
なんて思ってたけれど冷静に考えてもやっぱり引っかかる。


アタシは天井を見上げて考える。


「……」

やっぱわかんない。



まあ、いっか。

今更、引き返すこともできなし。


そのうち慣れてしまえば、
そんな疑問もやがてアタシの中からも消えてゆくだろう。


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