生徒会長と甘い会議

不機嫌





今日は合宿二日目。

大広間に全員が集まって、朝のセレモニーをしている。



「ふぁ~」



「慎、眠たいの?」




隣にいる慎が大きな欠伸をした。


あたしはあの後、よっぽど疲れていたのか何も考えずにぐっすり眠ることができた。



おかげで、朝の目覚めはすごく良かったんだ。




「あぁ、ちょっとな。まくら投げが白熱しちまって」



そう言うと、またも大きな欠伸をする。


目に涙まで溜まっていた。




そんなに遅くまでまくら投げしてたのか。


少しビックリする。





「それもあるだろうけど、どうせ男子全員で女の子のことについて話してたんでしょ?」







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