〜夢叶〜

夢叶えよう

数日経った、放課後
学校帰りよく立ち寄る
クレープ屋で食べてる時に
えみは恥ずかしそう
に バックから紙を数枚
取り出した

「これ…下手いけど…」
「前言ってたやつ?」
「…うん」
えみは見られるのが
恥ずかしいのか
目をつぶっている
「見ていい?」
「いいよ、あ!まだ
感想はいわないで」
「分かった」

絵的には幼稚だが
デザインとしてはなかなか
で えみが好きなモノトーンが
基調とした大人めの
コーディネートが多い。
素材、色、ラインストーンの数が
事細かくかかれていて
本当に店を持ちたいん
だと感じた

「すごい、すごいじゃ
ん!」
「どれがよかった?」
「このスカートかな、
こんな柄みたことない」
「どんな系統にウケる
とおもう?」
「んー…20代前半の
ギャルよりもお姉とかに
ウケそう」
「そっか」
「けど、えみ思ってた
よりもデザインいいよ」
「ありがと…なんか
照れるじゃーん」
「店出したら毎日通う
からさ」
「あはは、ありがと。
ゆりの夢は?」
「私??美容部員かな」
「美容オタクだもんね」
「好きな化粧品に囲ま
れて人に勧める仕事
とか天職だとおもうんだ」「サンプルいっぱい頂戴」
「それ目当てかよー」
「お互い、夢叶えよう
ね、ゆり」
「うん」
「ゆびきりげんまん」
「ゆびきりげんまん」

私達は強く小指を
握り締めた

゙夢叶えよゔ

ただそれだけだった。
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