世界が逆転した日
いつもと同じようにバンドの練習をして、
いつもと同じように家に帰ったのに。

そこで待っていたのは、いつもと同じ風景じゃなかったんだ。


俺の家は、燃えていた。



状況が上手く理解できず、その場に呆然と立ち尽くす。




後ろから車が来ていることにも気付かずに。



クラクションと急ブレーキの音で振り返って。



ぶつかる



そう思った次の瞬間に、
俺の意識は途切れた。







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