愛するということ
「平気だよ。明日からちゃんと妹に戻れるから・・・」



自信なんてない。
だけど、どこまでいっても出口のない思いを、隼人にさせるわけにはいかない。




隼人には、キラキラした未来を歩いてほしい。

そして、みんなから祝福される人を好きになってほしい。






そのためだったら、私は何でもできる気がした。







「瞬・・・お前にだけは伝えておくよ、だからって、お前たちの未来に光はないけど――」

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