一週間後。

絢乃は他の情報システム部員達とともに、グランツ・ジャパンのロジスティックス・センターに見学に来ていた。

平たく言えば各店舗に送る商品を溜めておく物流倉庫で、社内では『ロジ』と言われている。

今のところは東京の晴海埠頭のみだが、店舗の拡大状況によっては大阪あたりにもロジを作るかも、という話が上の方では持ち上がっているらしい。

今回は、そのための事前調査のため見学にやってきた。


「・・・で、そこが入庫のレーンだ。段ボールに貼られたタグで自動仕分された後、コンベアで・・・」


部員達の前で、雅人がレーンやバーコード読取機械などを前に、要点を説明していく。

雅人は物流システムの開発に最初から携わっているので、ロジの仕組みについては誰よりも詳しい。

ちなみにこのロジはほとんどの荷役作業を機械で自動化しており、それらの動きの全てを物流システムで制御している。

入社して数年でこのシステムを作り上げた雅人は、やはりSEとしては相当有能だ。


雅人の説明の後、自由見学時間となったため、絢乃は自動倉庫の方へと向かった。

自動倉庫は高さ8m、幅15mほどのパレットと呼ばれる大きな棚が10個ほど並んでおり、その間を入庫や出庫の指示に従って、自走台車が動いていく。

普段見ることのない大きな棚に、絢乃は感心しながら自動倉庫を見上げていた。


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