恋愛温度(番外編も完結しました)
自分ではそうでもないと思っている。

和司のことは好きで、

一日だって会えないのは辛いし、

あいつのために毎日食事を作りに通っている。

週に二日はお泊りで、

いわゆるラブラブってやつなのだ。

ただ、ちょっと愛情表現てやつが苦手ではある。

「はあぁ、あたしって誤解されやすいんだよね。」

「ん~??どうしたあ?」

和司がビールのプルタブをペカペカ弄びながら

振り向いた。


「課長泣かせちゃった。」

「は?」
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