恋愛温度(番外編も完結しました)

リアルと妄想

5.  リアルと妄想

まったりできると思っていた週末は、

怒涛のように過ぎて行って、

あっという間に月曜が訪れた。




私の部屋に二人で荷物を取りに戻ったつもりが、

そのまま、ベッドに雪崩込むハメになった私たち。


和司の独占欲は、ちょっとやそっとじゃ満足しなくて、

止まることなく愛されて、

サザナミのように押し寄せる快楽と高みに


翻弄されて力尽きたように眠り込んだ。



そして迎えた朝は、

疲れきって


立ち上がるのも億劫だった。








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