*冷やし中華はじめました*

☆ヒヤチューと恋☆




――――よしっっ!!



ウサギっちも完成したし、たまにはあたしの方から、みっちゃん迎えに行こうかな~。



「お先に失礼しまーす。」



私は道具を片付けて、そそくさと部室を出た。
こんな時だけ、自由な部活も悪くないな…なんて思ってしまう。



その足で、みっちゃんのいる第二体育館に向かった。



――――キュッ…ダダン…



バスケ部の爽やかな足音とボールを弾ませる音が、体育館中に響いていた。



みっちゃん…みっちゃん…



―――あっ発見!!



体育館の隅の方で、一生懸命ボールを拾っていた。



フフ、一応頑張ってるんだ~



「ほらっ、そこパースッッ!!」



――――ん?



聞いたことあるような…



「奏太~、さすがに今のは取れね~って!!」



あっ!!奏ちゃん!?




< 36 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop