最強男の愛

彌生side





はぁ――、かったり。


なんで入学式なんかでなきゃなんねんだよ。


まっでも親父に言われた事がほんとなら出るしかないか………




2時間前―――





「彌生、下に来てちょうだい。お父さんが呼んでるわ」



は。親父が……


だりぃ。



「親父なんの用?」



リビングに入り親父に聞いた。




「今日の入学式に出ろ。」



「はっ?なんでだよ。」



なんでそんなだりぃ事しなきゃいけねぇんだよ。



「いいから出ろ」



いっつも命令ばっかしやがって
うぜぇ。



「なんでかって聞いてんだよ」



親父は、はぁっとため息をついて話し始めた。



「族、潰したくなきゃりゃ大人しく出ろ」



族?


なんで龍神と入学式が関係してんだよ。



俺は、龍神の9代目総長をしている。
もちろん、親父もお袋も知ってる。



「なんの関係があるんだよ」



「理事長に入学式に出る代わりにその他は自由登校にするように説得した。出ないと、毎日登校だ。どっちがいい?まっお前の好きにしろ。」



ふぅーん。
そう言う事ね。親父にしてはいい考えてじゃん。



「分かった。行く」



「そうか。ならいい。ぢゃ母さん行ってくるよ」



そう言って母さんにキスした。

はぁ―バカかこの夫婦わ。

息子の前でイチャつきやがって。




そんなバカ夫婦を置いて家を出た。







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