神様修行はじめます! 其の二
刺客との遭遇
・・・ぁぁ~~・・・

・・あぁぁ~~・・・

うあぁぁぁ~~・・・!!



落ちてる!?

あたし落ちてる!!


何で落ちてるのおぉっ!?


ベッドや鉄棒ぐらいからしか、落ちたことなんてない。


こんなに長く落下の感覚を味わった経験なんてない。


いったいどこまで落ちるの!?


このまま落ちて大丈夫なの!?


死んだりしないの!?


体を硬くして、絹糸を抱きしめる。


怖い! 怖い! 怖い!

怖いぃ―――――っ!!


「小娘! 迷うでない!」

「迷ってない! 怖いだけ!」

「恐れるな! 永久の元へ・・・」


あたしに潰されるように抱きかかえられながら、絹糸が叫ぶ。


「ただ、永久の元へと念じよ!!」


門川君!


あたしは半べそをかきながら、彼の名を心で叫んだ。

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