もう一度・・・逢いたい
タイトル未編集
悠斗side

「あいつ、遅ぇ−な。」
今日は、一年前から付き合っている彼女との記念日デートということで駅前にあるオブジェの前で待ち合わせをしている。
・・・けど、もう1時間も過ぎている。そう珍しくないのだが、夜ということでもあってか妙な胸騒ぎがする。

「俺も、バカップルまっしぐらか?」
口にしながら苦笑した。
こんなふうに他人を心配するなんて一年前は考えもしなかったな。

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