―――――――…



「お土産、買って帰りますよね?」


昼前にチェックアウトをして、柊君のその一言で途中まで歩く事にした。


「危うく買い忘れる所だったわ……」


初日は旅館に着いてからはどこにも行かなかったし、昨日は海岸までの往復でクタクタだったから、お土産を買うのをすっかり忘れていた。


旅行に行く事は会社でチラッと話していたから、せめて同僚達には買って帰らなければいけない。


「……温泉饅頭でいいかな」


あの“幻の温泉饅頭”はこの地でしか食べられないらしくて、代わりに箱入りの温泉饅頭を手に取った。


それから少しだけ悩んだ後、薄情な親友へのお土産も選ぶ事にした。


この作品のキーワード
オトナ女子  アラサー  イケメン  再会  甘々  年下  溺愛  意地悪  強引  一途 

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