上手く力が入らないながらも斎の肩に手を置いて押してみたり、逃げようと抵抗するがじたばたするだけが精一杯だ。

 暴れたせいで捲り上がってしまったのか、胸を揉む手とは逆の左手が私の内股を滑っていく。

「んんっ!」

 口をキスでふさがれ、のしかかれた重みで体は固定されてクラクラとした感覚の中、斎に触られている感覚だけが私を刺激する。

 恐怖と痺れるような感覚だけが私を支配していく。
 そして内股を滑っていた手が誰にも触られたことのない場所にたどり着き、ショーツ越しではあるものの、斎の指が割れ目を刺激した



「ひっ!」

 自分ですら触ったことのない場所を触られ、初めて感じる刺激に体が跳ね上がり斎に触られたショックから涙がにじむ。

「気持ちいい? いつもはどんなふうに自分で触ってる?」

 聞かれた内容の意味がわからない。
 どんなふうも何も、そんな恥ずかしい場所、体を洗うときに触るくらいだ。

「……もしかして触ったことない……とか?」
「お風呂で洗う時……」
「じゃあ、イッたことないんだ?」

 素直に答える私に、斎が驚いたように見つめる。

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