by my side

7月7日



ねぇ?
しゅんき?いや江藤くん。

私は今でも覚えてるよ?
初めて君と喋った日。
場所も。

もう君は忘れてしまっただろうね。

...............................................

高校にはいってから
結構時間がたった。

「もう3カ月かぁ~」
なんて私がぼやいてると
同じクラスの『みさき』が
笑いながら言う。
「まだ3ヶ月でしょ~?♪」
みさきとは同じ中学校だったから
同じクラスになって自然に
一緒にいるようになった。

「ってゆうか、あんたもう別れたの!?」
みさきが、はっ!と思い出したかのように
口と目を大きく開いた
「あー言うの忘れてたね。結構前に別れたよ」
私はごめんごめんと笑いながら答える
別れたと言うのは元彼のこと

みさきの開いていた目は
いつもの細い目に戻り、そっかー。と
ぶつぶつ言っていた。
「何ヵ月?なんで?どっちから?」
とまたまたその口は閉じず
質問攻めをしてくる。
「1ヶ月。私から。なんかちがったの」
と私は怠そうに答えた。
みさきは言った
「かるい!かるすぎー!」

出た。その言葉
そう私は『かるい』らしい,,,
< 4 / 17 >

この作品をシェア

pagetop