彼の秘密。
メール。
「ただいま~。」
キッチンの方から「おかえり~」とお姉ちゃんの声が聞こえた。
わたしはキッチンの方へ行きおねえちゃんに水着のことを話すことにした。
「見てー、朱鳥ちゃんに無理やり買わされた~(笑)」
「えー?なになに?」そう言いながらお姉ちゃんは振り返った。
「…わぁ、すごい!朱鳥ちゃんわかってるねぇ。これなら佑夜にすごい似合うわぁ」
…え、そうなの??わたし似合うの??
絶対似合わないって言われると思ったんだけどなぁ。
「ま、プール楽しみねぇ♪」
ニヤニヤしながら、また料理を作りはじめた。
…そんなニヤニヤしながら作られると、美味しそうに見えません。お姉ちゃん。