本当に美雨をホテルの客室まで送り届けるだけのつもりだった。



しかし、彼女がカードキーを挿入しようとすると、ドアの向こう側からくぐもった女の声がした。



「ぁ…ん、ふぁっ…」



陽子の声だ。



眉を八の字にしかめ、俺に助けを請う美雨。



俺は額に手を当てた。



「潤のヤツ…」



「あぁ、ん……や、いやぁ…」



ますます激しくなる喘ぎ声に、美雨の頬がみるみる赤く染まっていく。



「はぁっ、ちっ……おいで」



俺は嘆息と舌打ちを続けさまに落とすと、彼女の手首をギュッと握り、エレベーターの方へと歩き出した。



ヴァージンの美雨には刺激が強過ぎる。



取り敢えず、いったん俺達の部屋へ避難だ。




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