同居人はNo.1ホストー3ー完
ゾッコン

尚希side














「ハァー………」









(珍しいな尚希が、ため息つくなんて。)








俺の顔を覗き込むように見る徹夜。







実は、今……徹夜と2人で飲んでいる。








他の奴らは、今日は呼んでいない。








「色々あったんだよ。」








そう言ってグラスに注がれている酒を飲んだ。








(尚希が、ため息をつくぐらいだからよっぽどのことなんだな。)










俺は、グラスを見つめながら徹夜に話かけた。










「なぁ……




女とセックスしたいって思うのに出来ないのって……どう思う。」










 (まぁー………


理由は2つだろうな。



1つは、その女に飽きた。




もう1つはー……好きだら抱きてぇーけど抱けない……みたいな?)








徹夜は、酒を飲みながらフッと笑った。









「フーン……」







(本当、どうしたんだよ?


そんなこと聞くなんて。


あっ、まさか……尚希………

誰かいるんか??そう思う女が。)









徹夜に言われて自然にアイツの顔が浮かんだ。









「あぁ………」








(そうかそうか……ってハアァァァァ!?)







うっせーな。







いきなり、大声を出す徹夜。








(えっ、お前……
 



好きな奴とか出来たのか?) 









「女が出来た。」








(なっ、尚希が……あの尚希が……



女を作った!?




だっ、誰だよ!?) 









徹夜は、大声を出しながら俺の耳の近くで話た。








まぁ、徹夜が驚くのも無理はない。






俺は、今まで満里南以外の特定の女なんて作って来なかった。






その俺が、いきなり特定の奴が出来たと突然言われたら驚くだろう。

























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