ケータイ小説 『肌』 著:マサキ

他サイトでの更新期間を含めると、ケータイ小説を書くようになって5年が過ぎ、こちらのサイト様での活動も1年近くなりました。

私が初めて小説を書いたのは小学校高学年の時だったと記憶しています。

その時は、あくまで趣味の範囲として書いているだけでした。


ケータイ小説と、自分だけで書く非公開小説の違い。

私にとって、それは、世の中に伝えたいことがあるかどうかの違いでした。


世の中で常に起きる、許されない犯罪。

被害者の方は長い間痛みを抱えて生きているのに、なぜ加害者の人は大した罰も受けず普通に生活できているのだろう?

体験からそういった疑問を持ったのが、私がケータイ小説サイトに登録を決めた理由でした。


人を傷つけたくないと常に思いつつ、私はある物事に偏見のある人間です。

今まで生きてきて築かれた価値観なのでしょうか、作品にもそれが現れ、一部の方からご指摘を受けることもありました。

自分の醜い部分と向き合うのはつらいです。

小説を書いていて、攻撃的な自分に無自覚な部分もありました。

けれども、ケータイ小説を書くことで救われたり、形にすることで楽になれたこともたくさんありました。

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