seven kisses
カモメの声が聞こえる。

朝陽が車内に差し込んで、眩しい。



風太はまだ眠っている。

きれいな寝顔。

すご〜くカワイイ。

思わずキスしたくなって、おでこに唇を当てたら、風太が目を覚ました。



「あ、起きた? おはよう。」

「ん~~~~~、おはよ。」



わ、寝起きのこのブサ顔、たまらない。

もしかしたら、さらにカワイイかもしれない。

でも、不意にキュンとさせたかと思えば、すぐに寝ぼけ眼で私を抱き寄せ、抱き枕みたいにしがみつく。

そして、また目を閉じてしまう..........



って、あれ?

寝ちゃった? まだ起きないの?

もう、本当に困った奴。

だけど、正直なところ、ちょっと嬉しい。

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