夕焼けドロップ
ドタバタな1日へようこそ!
高校はお母さんが決めてくれたらしい。



聞いても詳しいことは話してくれなかった…。




ひとつ話してくれたのは寮暮らしになることだけは教えてくれた。



私は興味がなくなったからあんまり話を聞いていなかった。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



いよいよ今日から新しい生活が始まろうとしていた。




す、すごーい何かドラマとかでできそうなすんごい立派な学校だぁー。




あれ?左を向いても右を向いても男子ばっかりだ。


なぜ?



おかあーさん。


『もしもし、お母さん周り男子ばっかりなんですけどぉ。』


「あれ言ってなかった?蜜楽学園はもともと男子校だったのが最近共学になったのよ。」


マジなのかーい。


どうりで男子多いわけだ。



女子は………。



少ないけどいるみたい。

ちょっと安心。




安心していいのか?


うーん…まぁいいっか。


確か、私のクラスはF組だったよね。



-----F組



あれまぁー……。


色々なジャンルぽい方たちが…。



「ちょー可愛いんですけどぉー。」


金髪男子くんが話しかけてきた。



俗に言うイケメンなんだろうな。


私は男子に興味がない…というより少々苦手。




「フリーズしてんじゃん。ごめんね、コイツ絡みづらくて。あっ!俺彼女募集中なんだけど…綾女ちゃん俺の彼女にならない?」


『け、け、けけけ…。』


「何々、もしかしてプロポーズ!照れるんだけど。綾女ちゃんだったらいいz」

『結構こけこっこぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!』



あらら?みんな目が点になっちゃってるし。



「綾女ちゃん、ちょーおもしれぇ。気に入った。よし!今日から俺の彼女だ。」

嫌々、意味わかんないし。


「あっ、自己紹介してなかったけ。俺は、坂巻結城。」

この子は…チャラ男か。プロポーズの辺り勘違いしてた人。


金髪くんは長浜義人くんらしい。


みんな悪い人ではなさそう…。


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