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ファラオ第一後継者であるネフェルとその母メルサンク第一王妃が毒殺された事実は宮廷内外に大きな衝撃をもたらした。


真相を握る妻ターナが自害してしまった為、真実は闇へと葬りさられ、病床に伏せていたファラオは愛する息子と妻を同時に亡くしてしまった悲しみから更に病を悪化させ、ほどなくして息を引き取った。


そうしてヘレス第二王妃の執念が実りクフ王子がファラオに即位することとなった。


クフがファラオとなる即位式は、国を挙げての大イベントとなった。


暗いニュースを吹き飛ばすかのようにメンフィスの町は盛大なカーニバルを開催し、クフの即位を祝った。


しかし「あんなことがなければ、ネフェル様がファラオとなっていたのに」「ネフェル様が生きていれば」という民衆の本音が王室まで聞こえてくるほどだった。



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