傍にいさせて
賑やかですね
理事長室から戻ってきて、約2時間後の11時過ぎ。
この2時間の間、ずっと見られてる。
校庭歩いてる時も思ったけど、そんなに女子が珍しいのかな?
勉強しようと思っても、ずっとこんな調子だから集中できない。
思わずため息をついたら、湊くんが話しかけてきた。
「夏恋ちゃん、居心地悪いでしょ?休憩しない?」
「うん、そうしようかな……休憩するほど勉強出来なかったけど…」
「いいんじゃね?どうせここに居たって、男の目に晒されてるだけだし」
「そっか…」
「じゃ決まり!屋上行こう!」
「屋上?」
「弁当も忘れんなー」
湊くんと渚くんの提案で、屋上に行くことになった。
二人に気、使わせちゃったかな……。