ふれられない
プロローグ




二人は出会う

きっかけは、無い

ただ偶然


それですめばどんなに楽なんだろうか
わたしには偶然には映らない
必然的だと思うのだ







大住咲
オオスミサキ


わたしは 周りに囲まれて
守られていきてきた
だからわたしはいつも笑顔でいたし
悲しい事なんてテストの成績位だった
本当の寂しさもしらない

彼に出会い
本当の寂しさも苦しみも嬉しさも
初めてしった


心から愛するということも







川嶋ニコ
カワシマニコ


ぼくは酷く嫌悪していた
今の、何の変てつも無いこの世界が
僕がいて他の奴等がいる
そんな世界に意味というものを
作れなかった

そして僕は僕が嫌いだった
早くいなくなりたかった

だけど
意味というものはぼくを
死なせまいとし
何時までも追いかける



二人は出会う
きっかけはない

ただの 必然だ




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