スウィートレッスン〜運命の相手は…幼なじみ!?〜
【5】 突然のキスと抱擁

[ ヒナ:side ]


「おはようございます」


倉石先生が朝の挨拶をする隣で、一緒に挨拶をするダイちゃん。


あたしはその姿を視界に入れまいと、ゆっくりと流れていく雲をぼんやり眺めていた。


ダイちゃんを完全無視して…今日で2日目。


『必要以上に俺に近づいてくるな』と言われてから、全くダイちゃんに近づいていない。


それどころか、視線すら合わせないようにしている。


それぐらい腹が立って…あれはショックな言葉だった。
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