逢いたくて
『バンッ』

「お帰り」

渉の顔を見た瞬間涙が溢れて止まらなくなった

「ヒック…ヒク…」

こどもみたいに啜り泣いた

渉はぎゅっと私を抱きしめて背中をさすってくれる

「頑張ったな…よしよし…」





私はいつの間にかそのまま眠ってしまった






夢には譲がでてきて笑っていた

未練がましいと思いながらも

この夢が覚めないでと思った…

このまま夢の世界で…
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