さよならまた逢う日まで
あらすじ
17歳の夏草野啓太は交通事故でこの世を去った。

あの世に行く前に映し出された走馬灯は未完成で中途半端。何も残らない自分の人生に愕然とした。

突然の自分の死を受け止められないまま訪れたあの世の「審査室」

そこにいたのは神様の息子ガブリエル。

あの世行きか、悔い改める地の果て行きかを審査され、出された結果は「普通っちゃ普通だからあの世行き」

ここでもまたダメ出しされた何も残らない自分の人生。頭に来たと同時にこみ上げる情けなさ。

藁をもすがる思いでガブリエルに生き返り懇願すると「方法はなくはない」と思いがけない展開に。

保留にされた自分の死。

与えられた時間は1ヶ月。


自分の人生に何かを残すためこの世に戻った啓太と、生き返らせたペナルティーでこの世に追い出されたガブリエル。


ふたりの少年が生きることの意味を見つけ出すため最も暑く短い夏を駆け抜ける。







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