あの日、守りぬくと誓った


沙希さんと愛美さんは
私に時計をプレゼントしてくれた。


可愛い…。



ちょっと手造り感のある時計。
そこがまた可愛かった。


雑貨屋さんで、
私に気付かれないように買ったらしい。




時計が売っていたなんて
気付かなかった。



お店を全部見たはずだったのだが。



でも、貰うわけにもいかず
遠慮して返そうとしたのだが、

"私達時計要らないもん。

もう買っちゃったんだし、
もらっちゃいなよっ!"

といって聞かない。


「じゃあせめて、お金払います!」


そういって財布を取り出そうとすると、



「いいのよ
お金なら政宗に請求するから!」



というので、
仕方なく諦めた。




それに、
時計、可愛かったし…。





それからいろいろなお店を回った後
私は家路についた。
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