~僕は負け犬だと言われたくない。それが僕、新城創の数少ない願いだった。

時は二千五十九年。iphone21が発売されたが世界はそこまで変わっていなかった…

そう、いじめも…

僕ははっきり言うといじめられている。

カバンには常にペンキがぶちまけられ、彫刻刀で机には「死ね」
とかかれている。

でも、そんなことはどうでもよかった。今まで僕は人生負け組だと言われていた。それ以外は。

昔っから負けるのが嫌だった。でも独占欲が強かったのか、僕の周りから友というものは極端にへり、敵が増えていた。

そんなことを思いつつ終わりのSHRをやり過ごした。

創と言う名は親がつけた名だ。意味はなにかを創れという意味ではない。「何もつくるな。創作心をなくせ。」というためにつけた名だ。

俺はこれが嫌だったから全てに勝ち、新しいなにかを創ろうとしてたのかもしれない。

うちの高等学校を出ると自分を呼ぶ声が聞こえた。

「おい、創!一緒に帰ってゲーセンいこうぜ!」

声をかけてくれたのは僕の敵ではなく数少ない友の一人だった。
古良改。中学からの悪友で帰りがけ、どこかによらないと死んでしまう男だ。

「あぁ。いいぞ。」

…ゲーセンに着いた俺らはスト2をやっていた。

結局俺のダルシムと言うキャラは改のE.ホンダのスーパー頭突きでまけた。

俺はゲームが弱い。でも勝ちたい。そんなことを思いつつ、俺は改に憧れと嫉妬を同時に感じていた。

「んじゃな!」そういって改は家に帰っていった。僕もそろそろ帰ろうとしていた…

なぜか僕は近くの「本気でカフェ」に入っていた。なにかのみたいと自分が感じて入ったのだろう。とりあえずトイレに行こうと立つがなぜか動かない。

悩みつつもう一度席にすわると向かいから燕尾服の男が歩いてきてこういった。

「あなたは私に感情を委ねられ完全勝者になる気はないですか?」

不思議と僕の心は踊った。それと同時に鳥肌がたっていた…

手を出したら全てが変わる気がして…