舞い散る花の導く先に
ゆらり
呉「んっ・・・朝?」

気が付くとうっすらと周りが明るい。

とても素敵な夢をみたおかげで目覚めがいい。

呉「そうだ・・・」

いつもの感謝のしるしに今日の朝ごはんはうんと張り切って作ろう。

実は前々から私の以前住んでいた道場に食材を頼んでいたのだ。

沖田さんから山崎さんたちがそれを運んでくれたと昨日聞いていたおかげで献立はできていた。

そして私ははりきって起き、準備をする。

扉を開けるとそこには満開の桜。

ああ、もうそんな季節なのね。

穏やかな季節が私の心をも穏やかにする。
< 81 / 128 >

この作品をシェア

pagetop