光をくれたのは君だった

「きよしただいまー」

にゃー

ソファーにどかんと座る
なんだか今日は
やる気がもうわかないや


ご飯食べてるのめんどくさいなあ

ピンポーン

誰だろう?
って言ってもほとんど
想像はできている


「はい」

ドアをあけると予想通り
廣瀬くんだった

「昨日の食器返しにきた」

「わざわざありがとう」

「すごくおいしかったよ

てかなんか今日は雰囲気違くない?」

今日は頑張ってお洒落したから

しょーちゃんのお墓参りのために


「大切な人に会ってきたから」

「え?彼氏いるってこと?」

「......」

彼氏そう聞かれたら
彼氏じゃないけれど....

まっすぐした目でわたしを睨む


「てか、廣瀬くんに関係ないですよね」

「は?」


「もうわたしに関わらないで下さい」

「わけわかんねぇ...」

そう言うとわたし手を持って
後ろに押した

「きゃ」

気がつくと玄関のドアが
閉まって、わたしをドア側に反転させた

「まじでなんなの?
昨日はご飯作ってくれて
少し心開いてくれたかと思ったら
今度は関わらないで?

おれを弄んでんの?」

「ちがっ...」

腕を掴む力が強くなった

「俺のことは覚えてないし

とことん俺を傷つけるよね」


傷つける....?

「わたしなんかにそんな」

「わたしなんかとか言うなよ」


「...痛いよ...」



なんだか心も痛い...
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