【完】甘い生活~危険な幼なじみに溺愛されて~【上】p356まで加筆済

★お風呂deパニック




「恋那、腹減った」



ソファーにどっしりと座り込んで、足を
組ながら、そう偉そうに文句を言ってい
るのは光弥。



さっきの爽やか少年は何処へ…?と、目
と耳を疑ってしまう台詞と態度に光弥を
睨み付けた。



まあ、そんなことしても光弥はこれっぽ
っちも気にしないから無意味だってわか
ってるけどね。



「うるさい!ちょっと待ってて!」



作ってる最中なんだから、と言えば、光
弥は少しだけ不服そうに唇を尖らせた。



つくってもらえるだけありがたいと思い
なさい!


やがて、鮭がこんがりと焼けたのを確認
してから、ご飯とお味噌汁をよそい、夕
食を手早くテーブルに並べた。


















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