初恋〜私と本当の恋始めよう〜
出会い?
きっかけは些細な事だった。
「うわ、保護シート一緒。」
「え…まぢだ。」
「キティちゃん好きなの?」
「ん、まあ。」
「チャラ。」
合コンだなんて、ロクな男いないって。

「ごめんねっ。」
「なんで美咲が謝るの?」
「だって歌穂つまんなそうだったから。」
「まあね…(笑)でも私が行くって行ったんだもん。」
「…そうだね。」

私は南歌穂。高1。最近彼氏と別れた。飽きたんだって。でも所詮恋ってそんなもんだよね。

〜♪ピロリロリン
『今度遊ぼ(-^□^-)2人で☆』
あ。保護シートの人だ。
『いいよ』
遊ぶ気はまんざらない。どうせ今度なんていつかわかんないし。
〜♪ピロリロリン
『明日は!?』
まぢか…。予定は……なかった。
『いいけど…どこ?』
〜♪ピロリロリン
『ぢゃあ映画でも。』
『了解』


「へぇ。明日藤城君と遊ぶんだあ〜。」
「美咲っ!」
「ごめん、のぞいちゃった。」
保護シート、藤城って言うんだ。
「藤城君って西高ではヤリマンで有名らしいよ。気をつけな。」
ヤリマン…ねえ…。
「うん。わかった。」
「でも意外だなあ〜。歌穂がチャラ男の藤城陸くんと♪」
「付き合ってないからね!」
「わかってるう。」
美咲ったら完全に面白がってる。
「まあ頑張って。」
とか何とかで、一応エールをおくられた私。



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