不良だらけの危険なバイトッ☆
* 温泉旅行は波乱万丈!?

────・・・


「莉子帰ろうぜ」


穏やかに時は流れてあれから2ヶ月がたった。


あたしがここに来てからもう半年になる。


隼人と二人きりで帰るのも、少しは慣れ…ません。


「恥ずかしいー//」


学校前を手を繋いで歩くだけで心臓が爆発しそうになる。


「ったく…少しは慣れろよ」


隼人が呆れながら繋いだ手をさらに強く握りしめる。


「ちょ、ちょっと~//」


「うるさい、黙って俺のする通りにしてろ」


そう言ってずんずんと歩いていく。


「待って転ぶっ!!」


もはや引きずられてるよっ…!


あたし達の付き合いはこんな感じ。


乙女心がときめく少女マンガのような恋愛は程遠いみたいだ。

< 160 / 527 >

この作品をシェア

pagetop