不良だらけの危険なバイトッ☆
* そばにいて

「ん…」


目を開くとあたりは真っ暗で。


…あれ…。


隣には隼人の無防備な寝顔があった。


時計を見ると午前3時。


早く起きちゃったんだ…。


でもまた寝られそうにない。


少し喉が渇いたな…


たしか卓球場の近くに自販機があったかも。


水、買ってこようかな。


「ちょっと行ってくるね」


寝ている隼人の声をかけ、そっと立ち上がる。


廊下はまだ暗かった。


パコンッ


あたしが歩くスリッパの音だけが響く。


曲がり角の向こうに自販機の明かりが見えた。


「ケホッゲホッ…っは」

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