悪魔か天使か!?〜David or angel〜

過去のキオク






「俺…病気なんだ…。」


そう海斗が告白したのは
教室を出て行ってしまった夜だった。



「海斗…海斗…っ!!」
私は海斗が雨の中走っていったのを必死に追いかけた。


「う゛う゛…」


海斗!?

海斗が急に倒れ込んだ。
とても苦しそうだった。


「海斗!?しっかりして!!海斗!!」

私は携帯をとりだし、救急車を呼んだ。



四年の夏を思い出す。

海斗が…海斗が
本当に死んじゃうかと思った。



私は病室の前で待っていた。海斗ママも来ていた。


海斗が安静になったとこで病室に入った。


そして教えてくれた、病気だということを。
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