「ただいまより、ラルフ王子様より開会の言葉をいただきます。」

その言葉を境に令嬢達の熱が上がって行くのが身に伝わってくるようだ。と、アリシアは、思った。

「やっとラルフ様よ。」
「まだかしら?」
「あーもう。早くして欲しいー♡」

アリシアは、残念だとおもった。
なんで王子ごときにキャーキャーいうのかしら?

けれど、その思いは王子が壇に上がった瞬間断ち切られた。

別に、見とれてしまったわけでもない。

ただ、驚いたのだ。ただ…。

そこの壇に上がった人は、アリシアがさっき大声でどなった人だったのだ。

やってしまった。と、思った。

一国の王子に向って私は、なんていう口を……。

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  王子  身分違い  甘い  偽装結婚   

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