A-YA-KA-SHI☆バスター!!
 この世界の人間はみんな、色々な想いを抱えて毎日を精一杯生きている。
 それを“遊び”のようにかきまわされるのは、許しがたいことだった。
 でも、悠や諒達も、そいつらと同じアヤカシなのだ。
 もしかして、二人も・・・自分達を惑わす存在なのだろうか?
 どこまで、信じていいのか。
 心の中でそんな疑問が浮かんできて、美樹ははっとした。


「・・・少し・・・一人になりたいから、自分の部屋に戻るね」


 美樹は立ち上がって、リビングを出ていった。
 あとに残された悠は黙ってそれを見送り、残っていたコーヒーを飲み干す。
 そして、深い深いため息。
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