キラリ
音楽の道に進んでみたいと、真剣に考えるようになった。



私は美人じゃないし、気が利かないし

勉強が出来るわけでも、社会に出て役に立つ資格や特技があるわけでもない。


胸を張って得意だと言える事は、ピアノしか無いのだ。



思えば5歳のときから、ピアノを弾く事はもはや生活の一部であった。



辞めるなんて、考えられない。
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