HONEYHOLIC(1)政略マリッジ~イケメンたちの家政婦さん!?俺を愛してると言ってみなっ~

~麻有side~

家政婦の朝は早い…


今朝も早起きして、養鶏場に向かう。


生みたての卵を籠に入れてキッチンに戻ると、ダイニングテーブルの椅子に結生が座って、一人でクリームシューを啜っていた。



「結…生?」



「ん、あ…早朝からご苦労だな…」


強引に私を家政婦にした結生が労いの言葉を掛ける。


「それは社交辞令?」



「そうだな…俺は朝食要らないから…他の連中にも卵かけご飯よりも、残ってるシチューを食わせておけ」



「うん」


結生はシチューを食べ終えると、シンクに汚れた皿を持って来た。


私はお弁当に入れる卵焼きを包丁で切っていた。






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